人間関係を楽にするアサーション法ー行動分析学でアサーションを習慣にしようー
人間関係を大切にしながら自分の意見を伝える方法を検討する上で役立つのが,アサーションというコミュニケーションです。具体的には,アサーション法のひとつである「DESC法」という4つのステップで伝えることによって,人間関係のストレスが少なく自分の意見が伝わりやすくなります。ぜひ,行動分析学の習慣化とともにマスターしておきましょう。
職場,家庭の悩み事No.1は,人間関係ですよね。人間関係がギスギスすると,「嫌われるんじゃないか」という伝えることの怖さがでると思います。それが,自分を押さえて他人に従ってします状態につながりやすく,抑うつなどの原因になることが知られています。
ここでは,人間関係を大切にしながら自分の意見を伝える方法であるアサーション法の一つである「DESC法」について解説しながら,習慣化していく方法について解説したいと思います。
DESCとは,
D:decribe(描写する)
E:express(表現する)
S:specify(明確に提案する)
C:choose(選択する)
D:自分が対応する状況,相手の行動を事実のみ説明する。
E:自分の気持ちと感情を相手の気持ちに共感しながら伝えます。「私メッセージ」で伝える。
S:DEを受けて解決策を具体的に提案します。
C:相手の反応を予測し,同意の場合と,同意しない場合それぞれのセリフを考えます。
断りづらい友人の飲みの誘いに対しては,
D:明日,仕事で疲れている。
E:誘ってくれてありがたい(相手への共感)。少し体調が悪いくて,
S:22時に帰宅するね。
C:YESの場合
ありがとう,助かるわ。
NOの場合
そっか,それなら今日は残念だけどお休みくれ。
などがあげられます。
このように,アサーションでは「自分の行動は,自分が決められる」という前提にたっています。もし,誘われた場合に,「付き合いが悪い」と評価された場合も,自身の行動は,自分で決めている自律性が高いという判断につながる可能性が高い
です。
私も,仕事と家族が優先なので,友人の遅くまで遊ぶ予定は,仕事と家族に大きく影響する場合は,断るようにしています。断った際に,DESC法にしたがって,断ると,「お前は,家族と仕事が大切だからな」と相手も配慮してくれるようになりました。いい友人であるとともに,自分の伝え方DESC法に従って『誤解が少ない」表現ができたから,良好な関係が築けたと考えてます。
行動分析学を使ってアサーションを習慣にする。
とは,言っても「お前は,家族と仕事が大切だからな」といったフィードバックが即帰ってくるとは限りません。これらを行動分析のセルフモニタリングで評価するのが,アサーションの習慣のコツです。
状況とアサーションの実施を長期的結果と短期的結果に分けて,記述,整理していきます。DESC法を使ってコミュニケーションを取った場合にどのような結果が伴ったかを主観でもいいから整理してみましょう。
Googleカレンダーを使ったモニタリング法
私は,手軽ということもあり,Googleカレンダーを使って整理しています。
・アサーションを使った場面を記述して,そのときの感情,考え方を整理します。
その後の結果は,(断ったことで)次の日にできたことなど,その後の自分のメリットを書き込みましょう。
ぜひ,実践して,自分のアサーションを定着させて,自分の価値の沿った生き方につなげていただけますと嬉しいかぎりです。

臨床心理士 & キャリアコンサルタント。早稲田大学大学院 修士課程 卒業
Acceptance and commitment Therapy(認知行動療法)を専門とし、より良い生き方を軸におくカウンセリング(子育て・女性・働く人)や、より良く働くことに関する相談を得意とする。人生100年時代を生きるみなさん一人一人の ”より良い生き方” に向けて,全力でサポートしていきます。「自分自身の大切なこと(価値)は何なのか」を、さまざまなワークを使用しながら一緒に見つけていきましょう!