エビデンスが最も高い「目標設定の方法」
エビデンスが最も高い「目標設定の方法」

エビデンスが最も高い「目標設定の方法」

この投稿を見てくれた方は,目指すべき目標があり,向上心にあふれる方々ではないでしょうか?たとえば,

・資格をとりたい。
・新しい部署でのために新しいスキルを身につけたい。
・起業のための計画を立てたい。

しかし,このような目標の95%は実行されないと言われています。

私も目標ややりたいことがあるけれども計画的に進められないことに困った経験が,1000回以上はあります。その経験から,心理学を活用して,どのように計画すれば良いのかを試行錯誤しました。その経験から上手くいったのが「メンタリストDaiGo」さんが紹介してくれた「正しい目標の立て方」でした。

今回は,私の「正しい目標の立て方」「効果的な勉強法」について,筆者が10月に受験する臨床心理士資格試験を例にしながら,紹介できればと思います。

私が実践しているエビデンスが最も高い目標設定の方法は,「DaiGoさん」は著者「倒れない計画術」で紹介されている「MACの原則」です。

エビデンスがもっとも高い目標設定方法である「MACの原則」

MACの原則とは,Measurable(測定可能性),Actionable(行動可能性),Competent(価値との適合度)といった正しい目標設定の基準を示したものです。アインホフェーン工科大学の研究チームが,目標設定に関する精度の高い先行研究38件をまとめた結果,「MACの原則」が最も効果が高い目標設定だと,結論づけました。つまり,最もエビデンスがある目標設定が,「MACの原則」を満たして目標設定です。具体的に見ていきましょう。

Mesurable(測定可能性):数字として測定可能なこと

数字にすることが,目標に近づく動機づけになることは,皆さんもご存知の通りです。しかし,人間は自分の結果に対するプロセスを正しく評価できません。だからこそ,測定可能な形で示すことが大切です。

Actionable(行動可能性):目標達成までの手順が書く出せること

手順が書けることは,それまでの行動目標までしっかり考えられているということです。自分を映像にしたときに,何をしているのかわかる形で記述していきましょう。

Competent(価値との適合度):自分の価値に沿った目標になっていること

価値とは,自分の人生の方向性のことです。自分にとって「わくわくする」「大切な考え」に基づいているかを検討していきましょう。

これらの基準を満たすことが,正しい目標設定です。しかし,具体的にどのようなプロセスで目標について考えればいいのでしょうか?以下の3つのプロセスに答えていけば,MACを踏まえた目標設定が可能になると思います。

1.アバウトな目標を5つ書き出す。

まず,自分の目標を書き出してみましょう。

たとえば,「起業する」,「公認心理師の資格をとる」,「YouTubeを開設する」,「大学院に入る」などです。この段階では,自分の願望を書いたアバウトな目標で大丈夫です。

2.アバウトな目標をMAC化する質問に応える。

それぞれのアバウトな目標について,以下の質問に答えていけばいいでしょう!!自然とMACの原則につながります。

・数値にできないだろうか?/数値化するにはどのようにすればいいのか?
→ Mesurable(測定可能性)

・〇〇するためには,何をすればいいのだろう?/どうすればいいのだろう?
→ Actionable(行動可能性)

・今の悩みが全て解決しても,この目標を達成したいか?/達成したいとしたら,理由はなんでだろう?
→ Competent(価値との適合度)

これらの質問は,心理療法の世界で実際に,抑うつなどで悩むクライエントに対して,セラピーの目標設定をするためにする質問です。これらの質問に基づき目標設定すると,モチベーションが高まると知られています。実際に,「MACの原則」も満たしているようと考えられます。

「MACの原則」を「臨床心理士になる」という目標設定をしてみたら!

質問を通して「臨床心理士になる」を「MACの原則」にもとづく目標設定化してみます。

・数値にできないだろうか?/数値化するにはどのようにすればいいのか?
→ 毎週土曜に,臨床心理士の過去問題を100問解+解説ブログを投稿する。

・〇〇するためには,何をすればいいのだろう?/どうすればいいのだろう?
→ 100問は,2.5時間かかるから,出来ないから,40問にすれば,1時間で終わる。

・今の悩みが全て解決しても,この目標を達成したいか?/達成したいとしたら,理由はなんでだろう?
→ お金が無限にあったとしても,目指すだろう。人と人との繋がりを大切にするという自身のキャリアに臨床心理士の資格勉強の知識が生かせるからである。

このように質問に答えることによって,『MACの原則』に基づく,目標設定が可能になります。

しかし,なぜこのような行動目標になったかは,次回の「効果的な勉強法」で解説したいと思います。

まとめ

・MACの原則(Measurable:測定可能性,Actionable:行動可能性,Competent:価値との適合度)に基づく目標を設定する。

・2つのプロセス(アバウトな目標を書く出す,MACの原則に基づく質問に答える)

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